オープンソースソフトウェアとは
オープンソースソフトウェア（OSS）とは一般に、「ソースコードが開示されており、ライセンスに反さない限りに置いて自由に改変・再配布が行える」ソフトウェアのことの総称。
OSSがもつべき性質としてOSDと呼ばれるオープンソースの定義には次のようなものがある。
- 再配布は自由（販売や無料で配布することを制限しない）
- プログラムはソースコードを含んでいなければならない（事情によりソースコードを含まない場合は、入手方法を用意して公表する）
- 変更や派生ソフトウェアの作成を許可し、その派生ソフトウェアを同じライセンスのもとで配布することも許可する
主なオープンソースソフトウェア
有名なオープンソースソフトウェアとしては、次のようなものがあります。
- OS→linux,各種BSD系OS
- webサーバ →Apache
- メールサーバ →prosfix,sendmail
- DNSサーバ →BIND
- プロキシサーバ →Squid
- アプリケーションサーバ →Tomcat
- 統合開発（IDE） →Eclipse
- Webブラウザ →Firefox
- メールソフト（メーラ） →Thunderbird
- DBMS →MySQL,PostgreSQL
主なオープンソースライセンス
・GPL（The GNU General Public License）
GNUプロジェクトを運営するFSF（Free Software Foundation）が策定した。OSSに関するライセンス体系です。GPLの特徴を表す言葉の一つに、コピーレフトがあります。これは著作権を表すコピーライト（copyright）をもじった造語で、ソフトウェア作者の著作権を維持したまま、複製や改変・頒布による流通を自由化しようとする考えです。
・BSDライセンス
FreeBSDやNetBSDといった、BSD系のオープンソースOが採用しているライセンスです。
・Apacheライセンス
Apacheライセンスは、WebサーバソフトウェアのApacheで採用されているライセンスです。基本的な枠組みはBSDライセンスと同様。