支援ツール
システム開発においては、プログラミングやテストを支援するツールが不可欠となっています。テストに用いられる主なツールは、次のとおりです。
エラーの検出に用いるツール | ダンプルーチン※1 | メモリやレジスタの内容を出力する |
トレーサ※2 | プログラムの動作を追跡する | |
インスペクタ | データ構造やオブジェクトなどの内容(状態)を表示し、確認する | |
アサーションチェッカ | ある時点で成立すべき条件(変数の大小関係など)をプログラムに挿入し、実行時にその命題が成立するかを検証する |
テスト環境を整えるツール | シュミレータ | 擬似的なテスト環境を作り出す。 |
テストデータジェネレータ | プログラムのテストに必要なデータやファイルを生成する |
なお、プログラムのエラー(バグ)を検出することをデバッグとよび、デバッグを支援するツールをデバッグまたはデバッガと呼びます。
CASE
CASE(Computer Aided software Engineering)とはソフトウェアの工学的な開発をコンピュータで支援すること、及びそのために開発されたツール(ソフトウェア)群です。CASEは統合化のほか上流工程、下流工程を支援するもの各工程を支援するものもあります。

図中のリポジトリ(エンサイクロペディアとも呼ぶ)はシステム開発の過程で生成される様々な成果物を一元的に管理するデータベースのことです。