ディレクトリ
| ルードディレクトリ | 階層構造の最も上位のディレクトリ |
| サブディレクトリ | ルートディレクトリ以外のディレクトリ |
| カレントディレクトリ | 利用者が現在作業中のディレクトリ |
パス指定
| 絶対パス指定 | ルートディレクトリを基点とする指定 |
| 相対パス指定 | カレントディレクトリを基点とする指定 |
| \ | ディレクトリの区切り。先頭の\はルートディレクトリを表す |
| ‥ | 一つ上位のディレクトリを表す |
| . | カレントディレクトリを表す |
例1 \work\temp2\A：絶対パス指定
\は「〜配下の」と読み直します。先頭に\があれば「ルート配下の」とよみます。このパス指定は「ルート配下のwork配下のtemp2配下のファイルA」を表します。これはtemp2に含まれるAを表します。
例2 .\temp1\B：相対パス指定
カレント配下のtemp1配下のファイルB。temp1に含まれるファイルBを表します。なお、カレントディレクトリの指定は省略できます。単に「temp1\B」でも構いません。
例3 user\B：相対パス指定
これはエラーです。先頭に\がないので相対パスしていです。ところがカレントディレクトリ配下にはuserは存在しません。userに含まれるファイルBを指定したいなら、次のいずれかを用います。
\user\B：絶対パス指定（ルート配下のuser配下のファイルB）
..\user\B：相対パス指定（ルート配下のuser配下のファイルB）
ワイルドカードを用いた検索
一度に複数のファイルを指定したい場合や、ファイル名の一部しかわからない場合には、ワイルドカードを用いて検索する事ができます。
| ?や_（アンダーバー）など | 任意の１文字を表す |
| *や%など | ０文字以上の任意文字列を表す |
その他のファイルシステム関連知識
①ファイルシステムの種類
FAT（2000年頃までのwindowsで標準的に用いられるファイスシステム）やNTFS（最近のwindowsで標準的に用いられているファイルシステム）のようなものがある。
②アーカイブ
複数のファイルを纏めて一つのファイルとして保管することです。保管されてデータやディレクトリ自身のことを指すこともあります。また、アーカイブ処理を行うソフトウェアのことをアーカイバと呼びます。
③シンボリックリンク
多くのOSでは、各ファイルやディレクトリに対して、その位置情報（パス名）を指し示すファイルを別に作成し、本のファイル名とは別の名称を設定できます。これをシンボリックリンクという。