5-3 記憶管理その1

コンピュータが実装している主記憶装置を効率的に利用するための管理が実記憶管理です。

主記憶の記憶領域を区画に分けて管理し、各プログラムに区画単位で領域を割り当てています。

なおプログラムを主記憶装置上に読み込むことをロードという。区画方式は次の様な方式がある。

  • 単一区画方式
  • 固定区画方式
  • 可変区画方式

単一区画方式

全体を一つの区画とみなす

固定区画方式

主記憶をあらかじめ定まった区画に分けておく

可変区画方式

区画の大きさを定めないゆえに利用率が高い。しかしフラグメンテーションという状態が起こることがある。解消するためにはコンパクションという処理をしなくてはならない

メモリリークプログラミングの不具合などでメモリ領域がどこからも使用することのできない未使用領域のこと
ガーベジコレクションどこからも使用することのできない未使用領域を回収し開放、解消する処理のこと
スワッピング主記憶装置の空き領域が少ない時、プログラムを退避して空き領域を作ること
スワップアウト空き領域が必要になった時一時的に補助記憶装置に退避すること
スワップイン退避しているプログラムが主記憶装置にロードされること
再配置可能(リロケータブル)プログラムの主記憶城の位置を変化させることができる。
再入可能(リエントラント)あるタスクが実行中のプログラムを別のタスクが呼び出だせる。
再利用可能(リユーザブル)あるタスクの実行が終われば、別のタスクから呼び出せる。
再帰可能(リカーシブ)自分自身のタスクを呼び出せる