3-1 コンピュータの基本構造

コンピュータには用途に応じて、さまざまな場面で使い分けられる。主なパソコンとしては以下のものがある。

  • スーパコンピュータ
  • 汎用コンピュータ
  • ワークステーション
  • パーソナルコンピュータ(パソコン)
  • マイクロコンピュータ

性能が高い順に並んでいるため、最低限それを覚えておけばよい。

スーパコンピュータ

最新の技術により、超高性能を実現したコンピュータ

使用事例:気象予測、大規模なシミュレーション

下の画像は「富岳」

汎用コンピュータ

大型のコンピュータ、科学技術計算や事務処理計算など汎用的(多目的)に利用することができる。「メインフレーム」と呼ばれる。昔の

使用事例:科学技術計算や事務処理計算

ワークステーション

パソコンより多少性能が優れたコンピュータ。

下の画像は、あまりパソコンと見た目が違わないが、CPUのコア数が多いなどの性能面で多少優れている。

使用事例:研究用、設計

パーソナルコンピュータ

一般的に日常で使用されているコンピュータ。
様々な形状があり、デスクトップ型・タブレット型・PDA(スマホ型)などがある。

使用事例:日常

マイクロコンピュータ

組み込まれている超小型のコンピュータ。「マイコン」ともいわれる。

使用事例:家電製品

現代のコンピュータはフォン・ノイマンによって提唱され、五大装置でプログラムを記憶装置に格納する(プログラム格納方式)、それを1行ずつ実行する(逐次制御方式)を実現する。

ハードウェアは機器そのもののことであり、コンピュータのハードウェアは大きく5つに分かれる。

名称役割
制御装置各機器を制御するプロセッサ(CPU)
演算装置演算を行う。プロセッサ(CPU)
記憶装置データ・プログラムを記憶する。メモリ(主記憶)HDD・SSD(補助記憶)
入力装置外部から入力する。キーボード、マウス
出力装置外部に出力する。ディスプレイ