人間中心設計の考え方
ヒューマンインタフェース設計において、人間(ユーザ)にとっての使いやすさに重きを置いたシステム設計を行うことです。
インフォーメンションアーキテクチャ(Information Architecture)
情報を整理し、ユーザーが情報を探しやすく、理解しやすくするための設計のことです。Webサイトやアプリだけでなく、図書館や博物館など、あらゆる情報空間に適用されます。ユーザーが目的の情報にスムーズにたどり着けるように、情報の構造化、ラベリング、ナビゲーションなどを設計します。
ユーザビリティ(Useability:使用性)
ユーザビリティとは、製品やシステムなどの使いやすさや効果性、ユーザーの満足度を表す言葉です。
インタラクティブシステム
ユーザーとシステムが相互に作用し、双方向のコミュニケーションや操作が可能なシステムのことです。具体的には、Webサイト、ゲーム、チャットボットなどがインタラクティブシステムの例として挙げられます。
アクセシビリティ(accessibiliy)
年齢や身体的な能力に関わらず、誰でも製品やサービス、情報などにアクセスし、利用できる状態のことです。政府広報オンラインによると、アクセシビリティは「近づきやすさ」や「利用しやすさ」と訳されます。
情報バリアフリー
年齢や障害の有無に関わらず、すべての人が必要な情報を容易に入手できる状態のことです。具体的には、情報弱者と呼ばれる、高齢者や障害者、外国人などが、情報にアクセスする際に直面する困難を解消し、必要な情報を適切な手段で提供することを目指します。
ユニバーサルデザイン(universal design)
年齢、性別、能力、文化、言語などの違いに関わらず、できるだけ多くの人が利用できるように、製品や環境をデザインする考え方です。
・文字だけでなく、アイコンで配する
・音声による入出力が行えるようにする
・必要に応じて文字を大きく表示できるようにする
UXデザイン(User eXperience)
ユーザーが製品やサービスを利用する際の体験全体を設計することです。
構造化シナリオ法
ユーザーのニーズを「価値」と捉え、それを満たすシナリオを3つの階層(価値のシナリオ、行動のシナリオ、操作のシナリオ)に分けて考えることで、具体的なアイデアを詳細化するデザイン手法です。
インフォグラフィック
情報やデータを、図やイラスト、グラフなどを用いて視覚的に分かりやすく表現したものです。
情報やデータを、視覚的にわかりやすくなるようにグラフや図、イラストなどをまとめて表現したもの。(電車の路線図など)
ピクトグラム
文字や言語に頼らず、絵や図で情報を伝えるための記号のことです。視覚的に分かりやすく、誰でも直感的に理解できるため、公共施設や交通機関などで広く利用されています。
ヒューマンインターフェイス
自然言語インタフェース
人間が普段使っている言葉(自然言語、例えば日本語や英語)でコンピュータと対話できるインターフェースのことです。
VUI(Voice User Interface)
音声を使ってコンピュータやデバイスを操作するインターフェースのことです。Apple社のSiriやAmazon社のAlexaが該当します。
マルチモーダルインターフェース
複数の異なる種類の情報伝達手段(モーダル)を組み合わせて、人間とコンピュータ間のインタラクションをより自然で直感的に行うためのインターフェースのことです。
感性インターフェース
機械と人を感性や心理情報を基に直感的に結びつけるインタフェース技術のことです