信頼性
信頼性とは、システムが故障せずに、どれくらい安心して仕事をし続けるかという性質
RASIS
コンピューターシステムやソフトウェアの品質を評価する5つの指標の頭文字をとった用語。 システムやソフトウェアが安定して期待した通りに稼働しているか否かを判断する指標である。
- Rは、「Reliability」 信頼性 指標はMTBF
- Aは「Availability」 可用性 指標は稼働率
- Sは「Serviceability」 保守性 指標はMTTR
- Iは「Integrity」 保全性
- Sは「Security」 機密性
信頼性 | システムの故障のしにくさ |
可用性 | システムが止まらずに稼働し続ける割合 |
保守性 | 性能や機能をどれくらい維持(保守)しやすいか |
完全性 | データに欠損や不整合がないか |
機密性 | セキュリティのこと、犯罪や災害にどれだけ強いか |
MTBFとMTTR
稼働状況を表す指標
- MTBF(平均故障間隔)
- MTTR(平均修理時間)

全商情報処理検定で学んでいるはずなので式や説明は省略する。下記の問題を通して解き方を確認。
ハードウェアの保守
ハードウェアには故障がつきものであり、99%まで減らせても100%故障をなくすことはできません。
故障率の大きさは、時間の経過にともなって、次のような推移傾向を見せる。
この曲線をバスタブ曲線という。

- 初期故障期・・・部品などの初期不良が原因で、稼働後すぐに発生する故障
- 偶発故障期・・・偶然起こった故障
- 摩耗故障期・・・部品が摩耗や劣化して起こる故障、使用時間が長いほど発生しやすい
保守作業
ハードウェアの保守作業には、目的やタイミングにより次のように分類される。
目的による分類 | 予防保守 | 故障を未然に防ぐために、故障発生前に実施する。 |
事後保守 | 故障が発生した部分について実施する。 | |
タイミングによる分類 | 定期保守(計画保守) | 1ヶ月ごとなど、定期的に実施する。 |
臨時保守 | 予定外で必要になったときに実施する。 |
予防保守を行うことで、ハードウェアのMTBFを長くできる→稼働率UP