※ここは頻出用語が多いのでよく確認することをおすすめする。
用語チェック
- クライアントサーバシステム・・・クライアントがサーバに処理を依頼し、サーバが応答するして処理を進めるシステム
- RPC・・・遠隔(リモート)にあるコンピュータの関数(プロシージャ)を実行(コール)するためのソフトウェア技術
- 3層クライアントサーバシステム
- シンクライアント・・・クライアントに最低限の機能だけ持たせること
- VDI・・・
- ピアツーピア
- SaaS
- PaaS
- IaaS
- エッジコンピューティング
クライアントサーバシステム
クライアントがサーバに処理を依頼し、サーバがそれに応答するという形で処理を進めるシステム。
垂直機能分散システムの代表である。
・クライアント・・・ネットワークに接続して、サービスを利用する側のコンピュータ。
・サーバ・・・クライアントの要求に応じて、サービスを提供する側のコンピュータ。

なお、サーバには次のような種類が存在する。名前を見れば何をするかが大体わかる。
ファイルサーバ | ファイルの管理、アクセスを行うサーバ |
データベース(DB)サーバ | データベースの管理、アクセスを行う。 |
プリントサーバ | プリンタの出力、出力ジョブの管理を行う。 |
Webサーバ | ホームページなどのデータを要求に応じて返す。 |
アプリケーション(AP)サーバ | 業務用アプリケーションを実行する。 |
Webシステムとクライアントサーバシステムの違い
WEBシステム | クライアント側で、データやプログラムを保持せずに、サーバ上で一括してプログラムが処理する。 |
クライアントサーバシステム | クライアント側で、クライアント特有のデータやプログラムを保持しているので、クライアント端末上でプログラムが処理される。 |
3層クライアントサーバシステム
3層クライアントサーバシステムとは
クライアントサーバシステムの機能を『プレゼンテーション層』、『ファンクション層』、『データ層』の 3つに分けて構成されたシステム

通常のサーバシステムとの違い
通常のクライアントサーバシステムは「2層クライアントサーバシステム」とも呼ばれる。 2層クライアントサーバシステムは、プレゼンテーション層とアプリケーション層が一体となって、クライアント側に実装されている。アプリケーション層が実装されている場所の違いが、「2層クライアントサーバシステム」と「3層クライアントサーバシステム」の違いである。


図 Web2層クライアントサーバシステム
基本情報問題
基本情報H24問13 3層クライアントサーバシステムの正しい記述はどれか
シンクライアント
クライアントに最低限の機能しか持たせないこと。
3層クライアントサーバシステムの方針を推し進めると行き着くことがある。
Thin(薄い、密度が低い)+クライアント(コンピュータ)
VDI(Virtual Desktop Infrastructure)
仮想的なデスクトップ環境を提供すること。PC端末で行っていた処理をサーバ上の仮想化した環境で 行うため、端末に磁気ディスクを持たないシンクライアント端末を使える。
Virtual Desktop Infrastructure=仮想的な デスクトップ 基盤
ピアツーピア
サーバとクライアントという区別がなく、対等な立場でデータを交信するシステム
ピア=peer(対等者)
クラウドコンピューティング
データやプログラムはインターネット上においておき、必要なときに必要なときだけ利用する処理。
クラウドコンピューティングの考えを活用したサービス事業には以下のようなものがある。
重要なので図として覚えるべし
- SaaS ユーザに対してアプリケーションソフトウェアの機能を提供する。
- PaaS アプリケーションはユーザが管理し、プロバイダはその実行環境を提供する。
- IaaS アプリケーションや実行環境はユーザが管理し、プロバイダはハードウェアなどの 基盤(インフラ)部分を提供する
- DaaS 仮想デスクトップ環境を提供する。
- FaaS さーバレスでアプリケーション開発ができるクラウドサービス

ちなみにミドルウェア(Middleware)とは、OS(オペレーティングシステムの略)とアプリケーションの間に入って、両者の役割を補佐するソフトウェアのことである。

エッジコンピューティング
「端末の近くにサーバを分散配置する」ネットワーク技法
ユーザや端末の近くでデータ処理することで、上位システムへの負荷や通信遅延を解消する。
エッジとはは、下記の図を参照

