4-2 集中システムと分散システム

集中システムと分散システムの比較

分散システム･･･複数のコンピュータをネットワークで接続するシステム

集中システム･･･中央に1台の大型コンピュータを設置して全ての処理を集中させるシステム。　　　　　中央にある大型のコンピュータは「メインフレーム」とも呼ばれる。

	集中システム	分散システム
障害発生時	ホストに障害が起こると全体に影響する	影響範囲を限定できるので、全体に影響が及びにくい。障害発生場所の特定は集中システムよりかは難しい。
通信コスト	コスト高	コスト低
運用管理	容易	複雑
データ管理	ホストのみを管理	拠点ごとに整合性を保つ必要がある。
セキュリティの確保	容易	困難

分散システムは、処理の振り分け方によって

に分類できる。

機能分散は、機能ごとにコンピュータに振り分けをする分散方法。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コンピュータによって担う機能が異なる。

負荷分散は、複数のコンピュータが同じ機能を担い、負荷を分け合う分散方法。

・水平分散

コンピュータ間に上下関係がない分散システム

・垂直分散システム

一連の処理を階層に分け、階層ごとに異なるコンピュータで処理する分散システム

分散処理は、水平/垂直、機能/負荷で分類できることを把握しておくこと

これらを組み合わせることで、次のような分類ができる。

上下関係のないコンピューターを用いて 異なる機能を実現させるもの

上限関係のないコンピュータを用いて同じ機能を持たせ、処理を振り分ける。

上下関係のあるコンピュータで異なる機能を実装する。
代表例は、クライアントサーバシステム

最低限これだけでも覚えてほしい↓